夢十夜 解釈 第一夜

/ 05.09.2021 / Shizu

純子 ……あら!?どうしたの蜜柑ちゃん!珍しく自主的に本なんか読んじゃって!しかもそれは私の大大大好きな、 夏目漱石 の 「夢十夜」 、 第一夜 じゃないっ!!. 私はこのように、小説の始まりから読者をぐいっと別世界に連れてゆくような作家を他に知っています。 中島敦です。 現代文の授業でも扱われた『山月記』の始まりを引用します。. 蜜柑 (なんで……なんでコイツにはペースを乱されちまうんだ……くそ……!!).

あらすじ 語り手である「自分」は、布団に横たわった女性の枕元に座っていました。 女性は血色もよく、健康そうな外見をしていましたが、彼女は「自分」に向かって「もう死にます」と言います。 空亡占い 「百年待っていてください」 と告げました。 女性は、自身が死んだ後の処理を「自分」に託すと、 「きっと逢いに来ますから」 という言葉を残し、この世を去ってしまいます。 ひとり残された「自分」は、彼女の言いつけを守り、遺体を土に埋め、墓のそばへ腰かけ、百年が過ぎるのをただ待ちました。 一日一日を待って過ごしてみても、一向に百年は訪れません。 もしかして自分は彼女に騙されたのでは、と思い始めた頃、石の下から茎が伸びてきて、真っ白な百合の花を咲かせました。 その時はじめて「自分」は、 「百年はもう来ていたんだな」 と悟ったのです。.

蜜柑 !?. 蜜柑 いやいや、分かんねーだろ普通。まさか花になって帰ってくるとか思わねーし、そもそもなんでこの花が女だって分かんだよ?. 蜜柑 (なんで……なんでコイツにはペースを乱されちまうんだ……くそ……!!). Q .「第六夜」は文中に「夢」という言葉が出てこないのに、夢のことだとわかるのはなぜか?(どういう点に夢らしい特徴が表れているか?) A .鎌倉時代らしい舞台(護国寺の山門)で、鎌倉時代の彫刻家・運慶が仁王を彫っているのに、それを見物しているのは明治時代の人だから。   場所と時間と登場人物がばらばらなので、夢のできごとだとわかる。.

蜜柑 愛って……そんな描写あったか?. 純子 棒読みなんてひどいわ!出題範囲を抑えつつ、分かりやすく要点をまとめたつもりだったのに……。. Q .<静かな水が動いて映る影を乱したように、>とあるが「静かな水」とは何のことか? A .女の涙のこと。.

蜜柑 (コイツ、本のセールスしてる時が一番イキイキしてんな……). 運慶が生きている理由って?第六夜の内容を考察! 第六夜は、「自分」の時代(明治時代)に運慶が生きていて、護国寺の山門で仁王を彫っている話です。 運慶は平安末期から鎌倉初期に活動した仏師なので、当然ながら明治時代に仁王を彫っているはずがありません。しかし、ラストで「自分」は「運慶が今日まで生きている理由もほぼ解った」と語っています。その「理由」とは一体何でしょうか? 自分は野次馬の男の1人から「あれは仁王を彫っているんじゃない、木の中に埋まっている仁王を掘り出すまでだ」と聞き、さっそく手頃な木から仁王を彫り当てようとします。しかし、仁王は見つからず、「明治の木にはとうてい仁王は埋っていないものだと」悟るのです。 これは鎌倉時代にはあった「芸術」が、明治になって失われてしまったということを意味しているのではないかと言われています。もちろん、明治には明治の芸術があるのでしょう。しかし、それは鎌倉時代の方法では掘り当てることはできません。自分の力で方法を探さなければいけないのです。 また、周りの「下馬評」に耳を傾けず、「ただ仁王と我れとあるのみと云う態度」の運慶は、漱石が目指す芸術家の姿だとも考えられます。そして、芸術家が昔のように一心不乱に仁王を彫り続けられる時代、つまり作家が周りの声に左右されずに自分の作品を書き続けられる時代も終わった、と感じていたのかもしれません。 意味不明!?

蜜柑 はぁ?知らねーよ、そんなの。. 純子 少しでも役に立てたのならよかったわ!蜜柑ちゃん、国語のお勉強は、これからも一緒にやっていきましょうね!. 蜜柑 なりメ 募集.

音楽・本について、色々。

Q .運慶の服装が古くさく、わいわい言ってる見物人とはまるで釣り合いがとれない様子なのは、なぜか? Q .自分が<どうも不思議なことがあるものだ>と考えた理由は? A .「鎌倉時代に生きていたはずの運慶が、明治時代にいて仁王を彫っている」という夢の中の光景だから。. 純子 「遺体を埋める」という、本来なら陰鬱極まりない場面なのだけれど……。. 純子 うう、ひどいわ……。でも、たいていの人はきっとそうよね。年なんて現実離れした年数、まじめに受け取る人なんてほとんどいないはずよ。.

. …… .

『夢十夜』全話の内容、魅力を簡単にご紹介!

前の記事 安房直子「きつねの窓」を解説!猟師に夢を見せたきつねの思惑とは…. 純子 すごく短いお話だから、気軽に読めるのも魅力的なの!「あ~日本語の美しい文章を読みたいな~」って人は、ぜひぜひ一読してみてね!まるで本当に夢の中にいるような感覚を味わえる、不思議な作品よ。. まずは、小説『夢十夜』の作者「夏目漱石」について簡単に解説! 『夢十夜』の作者は明治から大正にかけての小説家「夏目漱石」です。『吾輩は猫である』で文壇にデビューし、『坊ちゃん』『こころ』など数々の名作を世に送り出しました。そんな中でも、『夢十夜』は朝日新聞で連載された作品です。特徴的な書き出し、「こんな夢を見た」から始まる10編の短編集となっています。 夢十夜 他二篇 岩波文庫.

. 3,60 4,80 .

まずは、小説『夢十夜』の作者「夏目漱石」について簡単に解説!

純子 もう、蜜柑ちゃんたらニブチンさんねっ! 最後、「自分」の目の前で咲いた花こそが、女性だった のよ!. 蜜柑 だーもう!横でうるせーな!別に、今度の国語の定期テストに出るから読んでるだけだ。. 蜜柑 へーへー……。.

その他の: